終活とは、人生を終えることを考えて行う生前整理のことで、残された家族に迷惑がかからないようにやる方が増えてきています。特に自分の死後、遺産のことで家族同士がいがみ合うことなくスムーズな相続になるように、資産の確認、遺書の作成などをします。また、自分の所有物、荷物などを残すことで、遺族が遺品整理に戸惑わされることなく行えるように荷物などは最低限のものを残し処分したり、分け与えたりします。
そして、どのお墓に入るか、その維持管理は誰がやるのかなどの遺骨のこともあらかじめきちんと考えておきます。自分のお葬式はどんな規模でやってほしいかなども家族に伝えておくことが大切です。このように、自分の死後に残された家族や親族が問題なく進めるように自分のことの整理をすることで、家族に対してだけでなく、自分の中でもすっきりすることができます。
そして、人生の最後にやりたいことを思い切りやることも大切なことです。行きたかった場所への旅行や趣味を思い切り楽しむなど心残りのないような生活を送ることも良いことです。このように、自分の人生の終わりの方の時期をしっかりと自分で区切りをつけたり整理をすることで、気持ちの整理もつき前向きになれる良さがあるのです。