共有名義の土地の相続について

相続に関するトラブルというのは話が尽きませんよね。遺産相続なんて昔から映画やドラマで題材にされやすいぐらい人間の欲の部分に働きかけ犯罪になることだってあるわけですから。そんな相続によるトラブルを避けるためにも生前準備というのは非常に大切なのです。

共有名義・共同名義相続のトラブルはさまざまな事例がありますが、ネット上にある事例を参考にしてみましょう。不動産を共有名義・共同名義で相続した時にはトラブルになるケースというのはよくあります。何がよくないかというと、ずばり相続による共有状態を放置していたため、2次相続、3次相続とどんどん細分化されてしまって権利関係が複雑化してしまったことです。

共有持分は、例えば土地を半分(1/2)ずつ共有していた場合、共有者の片方が亡くなって相続が開始されると、その共有持分が相続人の数だけ細分化することになります。その結果、土地の共有者がどんどん増えてしまい、複数の利害関係人が登場し、土地を売却したいときに全員の意見がまとまらなくなってしまうのです。このような相続人同士で話がまとまらない場合、家庭裁判所において遺産分割に変わる処分を求めることが可能です。ただ、弁護士などの費用も必要になることから手間も費用も必要となるため、共有状態は相続開始前に解消したり、遺言で解消することが望ましいのです。つまりは生前に片してしまいましょう。

生前であっても先の事例を掲載してるような不動産会社に相談することで解決の手引きをしてもらえます。このように共有名義・共同名義相続のトラブル相談を請け負える不動産屋を探して相談することで生前に片づけることがきっとできるでしょう。トラブルの種は一つでも残さないで旅立ちたいものですね。